アルミサイディング外壁の素材の事について
まず、アルミサイディング外壁材には2種類のアルミサイディング外壁材があります。
アルミサイディング外壁材の素材はアルミ合金になっており、アルミ合金はアルミ金属と他の金属の合金でできています。

アルミ合金は何の金属と合金になっているかによって、品番1000番系〜8000番系と分けています。

日本国では通常3000番系というアルミ合金も基に製造された、アルミサイディングが一般的に普及されています。
この3000番系アルミサイディングは値段がアルミ合金の素材が安価であるという点で数多く製造されているのですが、欠点は強度が弱いという点と鉄よりは耐久性があって重量が軽いという点が利点がありますが、アルミは酸に弱いという点もあり、腐食すると、鉄やガルバリウム鋼板のように赤錆が広がるという腐食の仕方ではなく、白い、ぶつぶつの粉のようなものが表面にできてきます。

もうひとつの種類として、5000番系のアルミ合金を素材として製造した、5000番系アルミサイディングがあります。
この5000番系アルミサイディングは3000番系よりは耐久性と強度があり、海からの潮風が金属に与える悪影響で潮風の塩分による塩害という腐食です。この塩害に特に耐久性があると言われているのが5000番系アルミサイディングです。また3000番系アルミサイディングは強度が弱く、すぐにへこみやすいと言われているのですが、5000番系は強度があり、そんな簡単にはへこみません。
ただ、とても優れた素材のアルミ合金が使われている為、高価なものです。
アルミ金属の板を丸く巻いてあるものをコイルと言いまが、そのコイルは1トンくらいの重量になって流通している訳なのですが、3000番系アルミ合金コイルのコストを基準にすと5000番系アルミ合金は倍以上しますので優れた素材で製品化をするとそれなりに高価になる訳です。

ですので実際に流通している金属サイディングは一番安いガルバリウム鋼板製サイディングが一番多いのですが、ガルバリウム鋼板製は一般の鉄よりは耐久性があると言いながら、2〜3年でもらい錆をし、5年〜10年でその錆びが広がり、穴が空いてしまったという事実もあり、その次にそれよりも耐久性があるという事で3000番系アルミサイディングがリフォーム用外壁材として普及するようになった今日です。

現在、弊社昭和アルミは5000番系アルミサイディングのみですが、日本でのシェアーとしては少ないのですが、ひそかに口コミで広がっています。

(千葉県○○様からの声)
ここ10年前からガルバリウム鋼板製金属サイディング、アルミサイディングといろんなリフォーム業者が30年以上耐久性がありますとか半永久的に持ちますと言ってご近所であっちこっち施工している住宅がありますが、うちは20年前に昭和アルミさんに施工してもらって、もったのは昭和アルミさんだけだった・・・。10年も経たないのに腐食してなにかかしら補修しているお宅が殆どだった。

(山口県下関○○様からの声)
25年前に昭和アルミ製のアルミサイディングをアパートに施工してあるのですが、海からの潮風がまともくる場所ですが、塩害もなく、何の問題もなくもっている。

……等 ひそかに口コミで広がっています。

最近、インターネット上で・・・・。
アルミサイディングとガルバリウム鋼板との比較でアルミサイディングは強度が弱く、ガルバリウム鋼板のほうが強度が強いとアルミサイディングの欠点を上げて、ガルバリウム鋼板の方が良いという偏った、論戦のQ&Aで、アルミサイディングはどうなのですか?という質問者に対して、

ガルバリウム鋼板を扱っている業者らしき人?もしくは板金職人?が回答者となってアルミサイディングは耐久性があって軽いかもしれないが高価で強度が弱いとガルバリウム鋼板のほうを有利になるよう回答しているインターネット上Q&Aが数多く見られ、外壁リフォームをするなら、地元の板金職人にガルバリウム鋼板製サイディングを頼んだ方が良いし、安価と答えている掲示板も見られるのですが・・・。

日本の場合、値段が安価であれば、普及する、悪い言い方で言えば、性能重視より安価なものでないと市場で流通しないという業界の意識のせいでしょうか? 高価と言われるアルミサイディングも安価に収まる3000番系アルミサイディングが一般的のようです。
その3000番系アルミサイディングを指して強度が弱いと批評しているようです。

価値の高いものは値段も高くなるのは、ごく自然ですが、価値の低いものを価値の高いものと同じように耐久性があると錯覚させたり、嘘を言って、売ってみたり、価値の低いものを値段を高く売っている悪質なリフォーム業者や悪質な工務店さんが日本に数多くある事も現状でありますので、充分に気をつけて判断していかないといけない世の中になってきました。