■愛知県○○様からのご相談(平成22年8月)
10年前に飛び込みで来たリフォーム業者にアルミサイディングの見本工事という売り込みを受け、そのまま工事を依頼し施工して頂いてから10年経ちました、先日、白蟻に食われていないかどうか専門業者に点検して頂いたら、壁の中の木材が白蟻に食われている箇所があり、びっくりしてしまいました、当時、リフォーム業者さんには下地胴縁をして既存壁との間に隙間を設け、通気が取れるので、心配がないという説明を受け、安心して工事を頼んだのにこんな事になって、ショックを受けています、工事を依頼したリフォーム業者に連絡をしたのですが、今、現在音沙汰なしです。どうしたら良いのでしょうか? 何故!?このようになってしまったのか?昭和アルミさんのほうで現地を調査して頂きたいのですが、お願いできますでしょうか?
● 弊社のほうから現地に赴き、調査したところ、内壁を解体して、調査したところ、木柱3箇所に白蟻の被害が出ており、もともとある既存外壁の下地の木材がかなり腐食している状態、住宅外壁の外側から全体を調査をすると軒天や玄関、窓開口部等と外壁部分の見切り、すべて、隙間なく綺麗にシーリングをしてありました。
今回の白蟻被害の原因は住宅内部の湿気、結露が明らかな原因であり、外目の見た目は良いのですが、隙間を空けたという中の通気部分に於いて湿気がこもり、その結果、家の中からくる湿気等が壁内にて結露になりやすくなって、白蟻が発生してしまったという見解であります。
よって、調査後、住宅内部より白蟻が発生した部分の白蟻を駆除をし、新規の木材で補修補強をして、外側のアルミサイディング部分の軒天、窓開口部等の3方向(上部及び左右部)のシーリングを撤去して湿気を外に逃がすように改善工事を行う。
愛知県施工センター 管轄
■千葉県○○様からの相談(平成21年6月)
築20数年になる住宅が白蟻被害に遭っている、今まで、5年に一度、150万円位の塗装を4回行い、塗装業者や建築家に相談しながらきちんとメンテナンスをしてきました。まさか、白蟻の被害に遭うとは思ってもみなかったです。相談に乗って下さい・・・・・等。 千葉県○○
●現地調査にお伺いをしたところ、住宅外部は良く手入れされており、白蟻が出ているような感じがしない状態、地盤は乾いており、床下から湿気が上がってくるような場所ではない。
何故!?白蟻が発生したのか、その原因を調査を見る為に白蟻が発生した壁面をすべて、解体したところ、既存外壁の防水シートの裏表がカビだらけになっており、外壁を支えている下地木材が全面的に腐食して強度がなくなっており、そこから考えられる事は既存外壁面を数年毎に塗装する事により塗装の厚みも厚く、よって住宅内部の結露が内部に溜まり流れるような水分が発生しており、また、既存外壁がいくら塗装してあっても外部から雨水は中に入ってきますので、外部から入ってきた雨水が防水シートを伝わって上から下に常に雨が降るたびに流れていたという状態(外壁塗装をしても外部からの雨水は浸入はしますし、外壁内部からの湿気を逆に外に出なくなって外壁材の裏側で結露になってしまいます)
今回のケースは住宅内部の湿気が結露になりやすく、外からの雨水も重なって、白蟻が出やすい環境になっていたのが原因であります。
よって、昭和アルミSOIV工法(アルミサイディングを使用した、外断熱二重断熱通気工法)による施工で外壁の構造を改善をする。
施工後、3年経ちましたが、東日本大震災の際、かなりの震度がありましたが、ご近所のお宅に外壁にひびが入ったりしている住宅があちらこちらにありましたが、何も問題がなく、白蟻も全く、発生していず、安心して暮らせるようになりました・・・とお礼の御言葉も頂いております。 首都圏統括本部施工センター管轄
■埼玉県○○様からの相談(平成21年4月)
昨年の3月に和室とリビングのリフォーム工事に合わせ、外壁も塗り直したのですが、木部が剥げてきたり、外壁の段差にひびが入ってきたり、シーリング補修箇所が浮き出てきたりしたので、一度は塗り直してくれたのですが、塗装前は雨漏りしていなかったのに、雨漏りするようになって、再度、催促の連絡をしたら下請けの業者にまかせてあるとかで、もう一ヶ月以上たつのですが一度も見にきてくれません。それ以外に、屋根の塗り残しなど、 気になる箇所がいくつかでてきたのですが、また言ってもほったらかしにされるのでは?と思ったら、連絡するのがためらわれてしまいます。一年たっていると直してもらえないものなんでしょうか? また、こんな業者にたいしては、どのように接すればいいのでしょうか? 対処方法を教えていただけたらと思います。
●現場調査にお伺いをしたところ、外壁全体のシーリングの仕方が完全に手抜き状態で、シーリングをしてはいけないところ迄、いい加減にしてあり、結果的に雨漏りをしてしまう原因を多く発生してしまう工事内容でありました。
弊社からの指摘通り、その塗装業者に施主様から催促しましたが、うちはそのような工事をしていない、一般的に塗装はこのようなものだと、雨漏りがしたのはうちの工事のせいではないと、非を認めない態度をされ、雨漏りも改善されず、このままではらちがあかない状態なので、弊社のアルミサイディングを使用したSOIV工法による外壁リフォームを施工を行う。 その後、3年経ちましたが、雨漏りも一切せず、施工前に結露が出ていた箇所が施工後出なくなり、毎年の暑い夏の時期や寒い、真冬の時期も断熱効果が高まり、快適に過ごせるようになったと喜びの声を頂いています。 首都圏統括本部施工センター管轄
■栃木県○○様からのご相談(平成20年8月)
3年前に飛び込み訪問で来た業者が外壁リフォーム工事の見本工事、モデル実績工事という案内を聞き、話を聞いてとても良い話と思い、即決で契約して、工事をしました。ガルバリウム鋼板の表面にタイルが貼ってあるタイプで、見た目が高級感があり、いい感じで良かったと思っていたのですが、施工後3年経ってから、押入れがカビ臭いと感じるようになり、先日、家具を移動したら、内壁がカビになっておりました。施工した業者に問合せをしたら、はっきりした原因がわからないと言われ、カビが出るのはしめっきりにしているからでないのですか?換気をよくして下さいと言われ、施工したから、こうなったという訳でないと・・・・納得のいくような回答がありませんでした。とにかく、このカビくささとカビが出るのが大変心配で子供のからだの健康に害するのでは・・・とどうしたら良いのかわからないので、アドバイスをお願い致します。
●現地調査をしますと、外観上はとても綺麗に見えました。・・・が、窓サッシなどは綺麗にシーリング(コーキング)して、隙間ないところが気になる。 家の中に入り、押入れの中をのぞくと確かにカビくさい、押入れの天上部分のべニア部分を何とか開け、1階天井部分の壁を懐中電灯にて調査をすると、壁の木材に明らかに水分が浸みた形跡(内部結露が原因)があり、その近くにはサッシなどの開口部がない箇所。
2階に上がり、屋根裏を見ると屋根を支える野地板を見ると雨水が浸みたような箇所はなく、ただ、時期が時期だったのもありますが、湿気が熱気になりかなり蒸れている状態、2階天井の上に置いてあったグラスウールを見ると水分を含んで膨らんでおり、カビも発生している状態でした。
家全体を調査するところ、確かに湿気が中にこもっているような状態、お話をお聞きすると夏季時期は施工する以前より、熱気が家の中に籠るような体感であり、エアコンをつけないととてもいられた状態でなくなったとの事。
やはり。。。外壁リフォーム工事を隙間なく、きっちりシーリングなども施工している為、家の中の湿気が外へ出ずこもってしまっているのが大きな原因。
根本的な改善をするにはせっかく施工した外壁ですが、一旦外して、最初から湿気をこもらないような方法で施工をし直す事が一番最善なのですが、予算の関係で外壁工事を施工する際に大きな予算の出費だったので、それは今すぐにやり直し工事をしたくてもできない状況。
当時、応急措置として、屋根部分にガイナ屋根塗装(宇宙ロケット開発の技術を応用した断熱及び結露対策)を施工をし、1階天井及び2階の天井の断熱材をすべて撤去して天井及び屋根裏に熱気をこもにくくするようにして、一番カビ臭い押入れの内壁を解体して、中にある断熱材を撤去し、その代わりに木炭の墨座布団を壁に施工して、コンパネで内壁を補修をするという応急措置を行い、今後、その時の予算に合わせ断熱効果は多少落ちるが、家の各部屋の中で換気扇のない部屋に換気扇をつけて家の中の湿気を少しでも外へ出すように今後されたほうが良いのではという事と各部屋に木炭などでできた調湿材を置いたりする事が少ない予算でできる方法の一つ、また、もう少し予算を見て、内壁部分に空気を綺麗にして調湿効果のある素材(ガイナ塗料など)にする事が方法の一つ・・・その他いくつかの方法で今の悪い環境を改善していくのが良いのではとご提案をさせて頂く、その後、1年後の梅雨時期が過ぎ、暑い夏の時期、押入れの中がカビくさくならなくなり、2Fの部屋は1年前よりは熱気がこもらなくなり良くなったが、相も変わらず1F部分は特にですが、カビくさいという点が根本的に改善されていず、その根本を直す為、今度は家全体の内壁に予算をかけて、ガイナ塗料を施工する。その後、やっと、家の中の環境が快適に過ごせるようになったと施主様のから声を頂いたのですが、最初に飛び込みで来た、訪問業者に安易にのっかかり施工した事から始まり、それが、逆に家の中の環境が悪くなり、それを改善をするのにまた、大きな予算をかけなければならなくなり、もっと早く昭和アルミさんを知っていれば・・・と訪問販売リフォーム業者を恨む毎日でしたが、そう言いながらも昭和アルミさんに相談しましたら良い知恵を頂き、失敗をしたと思っていた外壁リフォーム工事を活かせるようにしてくれた・・・感謝しておりますという声を最後に頂きました。
■このことからもアルミサイディングやガルバリウム鋼板製金属サイディングを問わず、こういった金属サイディングを重ね貼り(下地胴縁工事をして通気隙間を設ける方法をとってもです)を施工する際は断熱効果は高まっても、湿気や結露のデメリットである問題が発生する可能性は大であるという事を念頭に置いて、工事方法である施工の仕方を考えていかなければなりません。(工法が一番大事な部分ですね)
首都圏統括本部施工センター管轄
以下、その他の多数の相談例は編集中です、少しずつ記事に公開してきますので、しばらくお待ち下さい。